【 主な特徴の解説 】

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正確なディテール(:形状)を追求
●ワルサー社より提供された実銃設計図を徹底的にリサーチ。
P38戦時モデルの中でもワルサー社が1941年に一貫して製造した完成度の高い「ac41」をモデルアップ。
外観及び内部パーツの細部に至るまで、可能な限り正確な形状と完璧な操作を実現しました。
●トリガーガード上部はac41の特徴であるストレートラインを忠実に再現。
●エキストラクターはダミーながら、金属の別パーツにて再現。
●各種刻印は金型には彫らず、実銃同様全てプレス刻印で再現。
●グリップは図面と実物を参考に、形状と手触り、質感までも徹底追求。
塗装職人による高度なエアブラシ塗装で、当時のベークライトで作られた味わいのある雰囲気を再現しました。

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リアルなアクション(:動作)を実現
●P38独特のショートリコイル・アクションを忠実に再現。
実物同形状の金属製ロッキングラグ(銀色パーツ)が上下し、バレルをロック/解除します。
その証拠にアウターバレルを手で持つとスライドを引くことが出来ません。是非確かめてみてください。

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リアルなギミック(:仕掛け)を搭載
●ファイアリングピンをダミーながら正確に再現。セフティオン時は実際にロックされるギミックにも注目です。
●ローディングインジケーターは、スライド閉鎖時に突き出すギミックを搭載。
実銃の9mmパラベラム弾と6mmBB弾の違いにより、機能は保持していませんが、ダミー作動を取り入れています。
チャンバー内のBB弾の有無とは無関係に、スライドが後退すれば引っ込み、閉鎖すれば突き出す「装填状態」を再現しました。
※実銃紹介の写真では撮影時の配慮により、無装填で引っ込んでいる状態が多いですが、
当時の戦場において携行・使用時は常に弾が装填されていたでしょうから、本来の状態として「常時突き出し」を選択しました。

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実銃通りの完璧なフィールドストリッピング(:通常分解)操作が可能
●フィールドストリッッピングは実銃を忠実に踏襲。
バレルをショートリコイルさせた状態(もしくはホールドオープン状態)で、テイクダウンラッチを下に回転させれば、スライドアッセンブリ―が前方に抜け、
内側のロッキングラグを下げれば、バレル部分も前方に分離します。
●マガジンはシングルカラムの実物がベース。ダブルカラムが主流の現代銃に慣れた目には新鮮なスリムボディです。
初期型の特徴である四角いスポット溶接跡もきちんと再現しました。

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各種刻印について
[ac41]: acとは1940〜1945年の間にドイツ陸軍がワルサー社工場に与えた固有のメーカーコードです。
つまり、ワルサー社が1941年に製造したP38ということを表示しています。
[2807k]: 当時の製造番号(:シリアルナンバー)は、0001〜9999、続いて0001a〜9999a、順次b、cとカウントされました。
41年のac41は、112,795丁製造された(らしい)という調査から、次の112,796丁目にあたる2807kとしました。
[鷲(:イーグル)359]: この刻印は「バッフェンアムト」と呼ばれる陸軍承認スタンプです。
現在の検定印(:プルーフマーク)に相当するものです。軍のテスト(検品)に合格した部品にこのマークがが刻印されました。
つまり、軍用銃の部品であることを証明しています。
[359]とは、当時のワルサー社部品製造工場に与えられた番号で、実物にはほとんどのパーツに入っていました。
マルゼンでは通常の見える範囲の7ヶ所に刻印、この銃の全パーツがワルサー社で製造されたと設定しています。
なお、1942年中頃の製品からは、生産簡略化のためスライドとフレーム以外には刻印されなくなりました。
またこれら戦時モデルのP38には、軍の方針により、敵国に製造メーカーとその製造所在地を秘匿する目的で、
銃のどこにもワルサーの社名やロゴが表記されていないことも大きな特徴です。
また、銃の外観をなるべく損ねないよう、「MARUZEN 6mm JASG JAPAN」の表記はアウターバレル右側面に設定し、
スライド閉鎖状態では見えないように配慮しています。

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木目調の新パッケージ
●実銃P38で使われていた化粧箱のイメージを取り入れました。
木目調プリントにワルサーP38ロゴをワンポイントに入れて、上品で落ち着いた雰囲気を演出しました。